「あまちゃん」に会いに行こう!小袖海岸&海女センター

社会現象にまでなった、NHKの連続テレビ小説『あまちゃん』。放送終了から3年が経ちますが、未だにその人気は根強く、多くの人の記憶に新しい作品だといえるのではないでしょうか。そんな『あまちゃん』の舞台といえば、もちろん岩手県の三陸海岸ですね。

東日本大震災で甚大な被害を受けた三陸海岸ではありますが、現在は復興が進み、「北限の海女」たちの活躍する姿を再び見られるようになっています。中でも、「リアルあまちゃん」が見られると評判なのが、小袖海岸にある「海女センター」です!

海女さんは命がけ?意外と知らない海女さんのすごさ

 

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久慈市の小袖海岸は、実際に『あまちゃん』の撮影が行われた場所です。劇中では架空の町が舞台になっていましたが、実は小袖海岸こそ『あまちゃん』の真の舞台なのです。

小袖海岸で活躍する海女たちは「北限の海女」と呼ばれ、良質な海藻が育つ磯でウニやアワビといった高級食材を採っています。

素潜りで潜水する海女にとって、三陸の冷たい海は体温と体力を奪っていく厄介な相手です。そこで、いかに素早く潜り、的確に獲物を捕らえるかが勝負になるのです。

熟練の海女になると一気に10m以上潜ることができ、一度の潜水でウニを10個採る、なんて人もいるのだといいます。一歩間違えれば、海草に絡まって身動きが取れなくなったり、獲物を入れる「ヤツカリ」が岩に引っかかったりするなど、命の危険とも隣り合わせなのが海女の仕事なのです。

「小袖海女センター」ってどんなところ?

海女の聖地でもある小袖海岸には、「北限の海女」の実演を見ることのできる施設があります。それころが「小袖海女センター」です。

東日本大震災時の津波によって流されてしまった前施設に替わり、平成26年12月に新たな施設として完成しました。地上3階建ての当施設は、1階が観光案内所と産直施設、2階は展示コーナー、3階には軽食スペースが設けられています。7~9月には素潜り実演や海女フェスティバルが開催され、海女たちの活躍する姿をすぐ目の前で見ることができます。

また、後継者育成のため久慈市観光物産協会が設立した「海女クラブ」では、地元の高校生が海女の修行に励んでいます。夏休みを中心に活動する彼女たちの姿は、運が良ければ見られるかもしれません!先輩海女に潜り方を教わったり、イベントの手伝いをする海女の卵たちの姿は、初々しくてまさに「リアルあまちゃん」そのものです。

『あまちゃん』にはまった人もそうでない人も、ぜひ小袖海岸の海女たちの魅力に触れてみてはいかがでしょうか。

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