岩手名物、「ひっつみ」を知っていますか?
ひっつみは、小麦粉に水を入れて練った生地をひっつまんで(取ってちぎって)好みの具材を出汁で煮込んだスープの中に投げ入れて茹でて食べる岩手の郷土料理です。「引っ摘む(荒々しく引っ張る)」から「ひっつみ」と転じており、小麦粉で練った生地を薄く伸ばして茹でる「はっと」とは区別されています。
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小麦粉を水で練って汁物にする、というと「すいとん」が思い浮かぶと思いますが、すいとんはご存知の通りボテッとしていて小麦粉団子のようです。それに比べてひっつみは、つるっとしていて口当たりが滑らかなのが特徴です。
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小麦粉と水の割合が大事!楽しく作れる「ひっつみ」のレシピ
【材料】
●小麦粉 300g
●水(ぬるま湯) 150cc
●お好みの具材
●だし汁、しょう油など
【作り方】
㈰小麦粉に少しずつぬるま湯を加えて耳たぶほどの柔らかさにします。
㈪ラップで包んで冷蔵庫で1〜2時間寝かせます。
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㈫だし汁にしょう油、みりんなどで好みの味付けをして具材を煮込んだらひっつみの生地をちぎって入れていきます。ひっつみの色が変わったら食べ頃のサインです!
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※具材やだし汁には決まりはありがせんが、初めてたけど美味しいひっつみが食べたい!という人はこちらのレシピを参考にしてみて下さいね。
ひっつみのアレンジレシピ!「ハイブリットひっつみ鍋」
今年はハイブリット鍋が流行していますね。定番のおかずと定番鍋を合わせてパワーアップ!ハンバーグと鍋を組み合わせたハンバーグ鍋や、餃子とカレー鍋を組み合わせた鍋、ロールキャベツと豆乳鍋を組み合わせた鍋など組み合わせは無限大です。
そして、「ひっつみ」もハイブリット鍋にすると相乗効果で鍋がパワーアップするんです!
「ひっつみ」×「ハンバーグ」×「トマト鍋」
ハンバーグとトマト鍋でもうすでにハイブリット鍋となっていますが、ひっつみが入ることでトリプルハイブリット鍋に。ひっつみをトマトスープで煮込むと生パスタのような食感に。ハンバーグの旨味が染み出たスープも激ウマです♪
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そして、とろけるチーズをさらに加えると・・ひっつみが、イタリアンな味わいに!
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これは、この冬ぜひ試して欲しい食べ方です。スープも残らず完食しました☆
「ひっつみ」×「キムチ鍋」
トマト鍋は子供向けですが、大人の鍋パーティーならピリ辛のキムチ鍋で試してみるのがお勧め!キムチ鍋は、お好みのキムチ鍋の元を使うとラクです。こちらの動画では、キムチ鍋の元ではなく「桃屋のキムチの素」を使っています。
白菜漬けにまぶして即席キムチを作ったり、キムチ炒めを作ったりと普段使いも出来るのでお勧めです。
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こちらの動画では、ひっつみの生地をひっつかんでちぎる場面が見られるので初めてひっつみを作る人にはお勧めです!けっこう、うにょ〜んと伸びるので面白いです。うす〜く、平らに伸ばした部分が多いとツルンとした食感が楽しめますよ♪
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なんだか面倒だな・・という人は、「ひっつみ」のセットがお手軽!
美味しいひっつみ汁を食べるには、まずは上手にひっつみを作らなければなりません。生地を作ってから数時間寝かせるのも面倒ですね。とくに、1人だと作る気が起きないかもしれません・・
でも、大丈夫!こんな「ひっつみセット」が100円程度でスーパーから購入可能です。
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麺匠 戸田久のひっつみセットには茹でたひっつみとスープが1人分セットで売られています。
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ひっつみはすでに茹で上がっていますので、あとはスープで具材を煮込んで茹でひっつみを加えて3分程度煮込むだけ♪
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普通にひっつみ汁を楽しんだら、残り汁に市販のトマトソースを加えれば味が変化してハイブリット・トマト鍋のひっつみが楽しめますよ!
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何味でもイケちゃうひっつみの可能性に期待!
「ハイブリットひっつみ鍋」はいかがでしたか?今回は、ハンバーグ&トマト鍋とキムチ鍋を取り上げましたが、子供に人気のカレーチーズ鍋やクリーミーなシチュー鍋、女性に人気の豆乳鍋との相性もバッチリです♪
具材が入っていないひっつみだからこそ、何味にでも素直に染まって馴染むんですね。この冬は、ぜひハイブリットひっつみ鍋に挑戦してみて下さいね☆