家族でのんびり自然体験!「小岩井農場まきば園」の楽しみ方

牛乳でおなじみの小岩井農園は、岩手でも人気の観光スポットの一つです。広大な農場でのんびりと暮らす動物たちを見てゆったりしたひと時を過ごすのも良し、できたての乳製品に舌鼓を打つのも良し、家族連れやカップルの旅行で特におすすめのスポットとなっています。

小岩井農場の知られざる歴史

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「いくら有名とはいえ、ただの農場でしょ?」こんな風に思った人には、ぜひ小岩井農場ならではの魅力を知ってほしいと思います。

実は小岩井農場の歴史は古く、開設は1891年(明治24年)にまでさかのぼります。日本鉄道副社長であった小野義眞、三菱社社長であった岩崎彌之助、鉄道庁長官だった井上勝の3氏による共同創設で、3名の頭文字を取って「小岩井農場」と名付けられました。もともとは不毛の大地であり、荒野に圃場を作り、植林することから始まったという農場は、基盤整備だけで数十年を要したのだそうです。1899年から本格的な畜産事業が始まり、牛や馬のブリーダー事業、酪農事業も開始されました。

 

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第二次世界大戦後にはGHQによる占領政策で経営に大きな影響を受けたこともありましたが、小岩井農場は一貫して農林畜産業を基軸とした運営を継続してきました。岩手の酪農の歴史において大きな存在感を持つ小岩井農場ですが、場内には9つの登録有形文化財が今も現役で残っていることや、作家・宮沢賢治との縁も深いなど、岩手の文化面でも非常に重要な存在なのです。

以上のように、さまざまな面から岩手の歴史を体感できるスポットである小岩井農場。その一部を観光用に開放しているのが、「小岩井農場まきば園」です。

「小岩井農場まきば園」ってこんなところ

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園内では動物たちとの触れ合いやポニー乗馬といった、農場ならではの体験が楽しめます。また、遊具も設置されているので小さな子供でものびのびと遊べるほか、牛の形が楽しい「モーモーライナー」やレトロな雰囲気の「トロ馬車」、ちびっこボートや電動クルーザーなどの乗り物も充実しています。大人も楽しめるアクティビティも豊富で、ゴルフ、アーチェリー、トランポリンといったスポーツに加えて、球体に入って楽しむ「水上ハムスター」や「アルマジロボール」もおすすめです。

 

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たくさん体を動かした後は、羊の放牧地を眺めながらカフェでティータイムはいかがでしょう。新鮮な牛乳をたっぷり使ったスイーツやドリンクで、体も心も元気いっぱいになること間違いなしです。天文ドームや資料館で好奇心を刺激したり、工場で製造ラインを見学することもできます。体も心もフル稼働で、全身を使って楽しむことができる「小岩井農場まきば園」の魅力、感じて頂けたでしょうか?

一日居ても飽きないスポットなので、ぜひ訪れる際は時間に余裕を持っていくことをおすすめします!

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