「賢治の学校」でユニークな”楽習”体験をしてみませんか?

岩手を代表する詩人・作家である宮沢賢治。賢治の作品に見られる情緒豊かな情景描写と独特な世界観は、没後80年以上経った今でも多くの人々を魅了しています。

作品中には岩手の自然や生き物が多く登場し、賢治の愛情あふれる視点が作品にさらなる魅力を与えているようです。

天性の才能と圧倒的な表現力を持っていた賢治の作品世界を、一度は体験してみたいと思うファンの方も多いのではないでしょうか。その夢を叶えてくれるのが、この「賢治の学校」なのです。

「賢治の学校」で不思議体験!

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「賢治の学校」は正式には「宮沢賢治童話村」という名称です。しかし、親しみを込めてか「賢治の学校」と呼ばれることが多く、実際施設の雰囲気からしてもこの呼び方の方がしっくりくるようです。

施設入り口は「銀河ステーション」と名付けられ、『銀河鉄道の夜』が好きな人にはキュンと来るかもしれません。素朴で少し異国情緒のある建物に、賢治ワールドへの期待が高まります。施設内は5つのゾーンに分かれており、テーマごとに異なる「賢治の世界」を体験することができます。

例えば最初の「ファンタジックホール」では、映像や効果音を使って、賢治の人となりや作品が紹介されていきます。作品をよく知らないという人でも、プログラムを鑑賞すれば「賢治の学校」を十分楽しむことができるので安心です。

 

Big Spiral Galaxy - 3D Rendered Digital Illustration

 

続く「宇宙の部屋」では、賢治の作品に欠かせない宇宙空間をイメージした世界が展開されており、飛び立つ彗星や星のきらめきを感じることができます。他にも、賢治が思い描いた理想郷である「イーハトーブ」を表現した「天空の部屋」「大地の部屋」、童話作品『やまなし』をイメージした「水の部屋」があり、それぞれユニークなプログラムを楽しめるようになっています。

面白い仕掛けや展示物も堪能しよう!

「賢治の学校」はただ見て学ぶだけの施設ではありません。自分で触ったり動かしたり、感覚を使って楽しみながら学ぶ「楽習(がくしゅう)」施設なのです。

 

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メインの施設に加えて、作品に登場する動物や鉱物などを観察できる「賢治の教室」は、ログハウス風の施設にさまざまな展示物が収容されています。動物や植物はもちろん、鳥、星、石という風に分類され、好きな作品を思い浮かべながら展示を楽しめるよう工夫されています。

屋外には「妖精の小径」と名付けられた散歩道や野草園も併設されており、天気の良い日には散策を楽しむこともできます。

 

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広場にはトリックアートが置かれていて、大人も子供もついやってみたくなること間違いなし!入場料が手頃なのにこれだけ遊べて楽しめるスポットとあって、連日多くの観光客が訪れています。宮沢賢治の作品が大好きとい人はもちろん、作品はよく知らないけれどちょっと興味があるという人でも、ぜひ訪れて欲しいスポットです。比較的こじんまりとした施設なので、他のスポットとはしごして訪れるのもおすすめです。

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