岩手に行ったら一度は食べてみたいのが、小さな赤いお碗にちょこんっと乗った「わんこそば」ではありませんか?
「わんこ」は岩手の方言で「お碗」という意味があります。「わんこそば」は「お碗にのった蕎麦」という意味なんですね。
”わんこそば”ってどうして小さなお碗でおかわりしながら食べるの?
「わんこそば」には、花巻市を起源とする説と盛岡市が起源とする説があります。
花巻起源説
花巻城に立ち寄った殿様に蕎麦を出すことになり、一般庶民と同じ器に入れて出しては失礼に当たると考えて漆器塗りのお碗に一口分だけ盛って出しました。
蕎麦があまりに美味しかったので、殿様が何杯もおかわりしたのだとか。
「わんこそば」は一般庶民にも広がり、花巻市の蕎麦屋「大畠家」で提供されるようになりました。
盛岡市の斎藤市太郎氏が「大畠家」からわんこそばを教わり「わんこや」を開き、盛岡市にわんこそばを広めたと言われています。
盛岡起源説
昔、盛岡市では祭り事があると地主が村人に蕎麦をふるまう風習がありました。
大勢に蕎麦をふるまうには時間がかかってしまいます。それで、少量ずつ小分けにしてふるまえば多くの人に行き渡るので「わんこそば」の形式が取られたと言われています。
「わんこそば」は、エンターテインメントだ!
わんこそばを一杯食べ終えたそばから「それ、もう一杯」「ほら、じゃんじゃん」などの掛け声と共にどんどん追加されるわんこそば。
その雰囲気でいつもより多く食べられるような気がします。
「わんこそば」って、かけそばにするとどの位の量なんだろう?
お店によって違いますが、わんこそば7杯がかけそば一杯の相当するお店やわんこそば15杯がかけそば一杯に相当するお店など実にさまざまです。
男性だったら平均で50~60杯、女性だったら平均で30~40杯食べられるそうですよ。
「わんこそば」の最高記録ってどのくらい?
毎年2月11日に開催される『わんこそば全日本大会』では、3~5分以内に何倍食べられるかを競います。
これまでの最高記録はなんと254杯!この量はかけそば25杯分に相当するらいいです。
5分でかけそば25杯とは・・すさまじいですね!

出典:イートハーブ花巻/『わんこそば全日本大会』
「わんこそば」給仕の手をストップさせるにはどうしたらいい?
どんどん碗に放り込まれるわんこそば・・どうしたら給仕さんは手を止めてくれるのでしょうか?
小心者の私は「もういいです」と言えないのでわんこそばにチャレンジするのをためらってしまいますが、わんこそばチャレンジにはちゃんと「もういいです」の伝い方があるんです!
・・と言っても、フタをするだけなんですが、これがなかなか難しい!給仕さんの蕎麦を放り込む手がとっても早いんです。フタをしめようとしていても、隙間から蕎麦を入れてくるんですよ。これはもう、給仕さんとの闘いです。頑張りましょう!
お碗に蕎麦が残っていてはダメ、給仕さんの見ていないところでフタをするのはダメ・・となかなか厳しいんです。
わんこそばを沢山食べる秘策とは?
わんこそばを食べて記録を狙いたいなら、お汁は飲まないことです!数種類の薬味が付いてくるので、薬味で蕎麦にの味に変化をつけながら食べましょう。
ゆったり、マイペースで食べる平泉わんこそばも人気!
平泉わんこそばは「盛出し式わんこそば」と呼ばれ、冷たいお蕎麦を小分けにしてまとめて提供しています。
温かい蕎麦を小分けにして給仕さんがどんどん継ぎ足す「わんこそば」とは違いますが、落ち着いた雰囲気でゆったりと食べることが出来ます。
これがホントの「わんこそば」?
犬ちゃん用のお蕎麦です。基本的に犬に蕎麦を与えても大丈夫と言われていますが、ほどほどにしておきましょう!蕎麦にアレルギーがある犬も居ますから、注意が必要です。